皆さん、こんにちは!
奥村防水の川上です!
本日は外壁のクラック(ひび割れ)について、お話をさせて頂きます!
外壁のクラックは一般的に2種類でわけてみています。
①ヘアークラック(幅0.3㎜以下、深さ4㎜以下)
読んで字のごとく、髪の毛のような軽微なクラックを指します。
クラックは、コンクリート・モルタル・ALCパネル・サイディングの、いずれの素地においても発生する可能性があり、その発生要因は、下地強度、建物の揺れ・基材の乾燥収縮などに起因するものです。
表面塗膜の割れが認められる時点で、既に塗膜による防水性はかなり低下していると言えます。また、クラック部分からの水分の吸い込みによる素地の劣化が心配されます。
②クラック(幅0.3㎜を超えるひび割れを総称したもの)
クラックが起こる要因は、様々なことが考えられます。台風や地震などの影響による構造躯体の揺れなどに起因する場合や、構造躯体そのものの歪み、あるいは不同沈下などが原因となっているケースもあります。
このようなクラックを、塗膜によって塞ぐ事は困難(不適切)であり、Vカットシーリング処置などの正しい処置をしてから塗装すべきなのです。
また、塗装・塗膜によって、このような構造クラックの発生を抑制することは出来ませんが、高弾性塗料であれば、発生したクラックに追随してその表出を防ぎ、雨水の侵入を防止することは可能な場合もあります。
まれにクラックを処置せずに、そのまま塗装されている建物を見ることがあります。そうなった場合は雨漏りの原因に繋がることもありますので、専門職のプロにお任せ下さい!!
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